2005年11月12日

郵政民営化

(11月12日 記)
「お早う御座います」向こうから声をかけてきたのは宅急便のお兄さん。我が家担当の係はもう数代に渡って顔なじみである。郵便局より高いが荷物を送るのも電話一本ですぐに取りに来る。

 山中湖の湖畔の高台、湖岸から車で10分はかかる所にわが山荘はあるが、宅急便は小さな小包でもちゃんと届けに来る。郵便局は山荘の管理事務所までしか通常の便は持参しない。でも気のせいか、郵便局も小泉さん登場で郵政民営化が騒がれ出してから、東京の郵便局も、山の郵便局も大変サービスがよくなった。お互いを意識してよりよいサービスを心がけているようだ。

 “官縮民拡”が紆余曲折の末に誕生した郵政民営化法案の狙いらしい。金が最も幅をきかすこの世の中で、民に任せば不法に儲けようとする輩が増えるのではないのか、という不安はあるが、どうもこの法案は、これまでのところ我々庶民には上手く作用してくれているようだ。
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2005年11月05日

DVDの編集

(11月5日 記)
オペラの舞台を面白く記録するのは難しい。幾つも観たオペラの舞台記録テープやDVDで僕がこれは良いな、と思ったのはシドニー・オペラハウスの「ラ ボエーム」1本だけだった。あれは客を入れないで撮影したものではないだろうか? そうでなければカメラがあれだけ歌手達に近づくことは不可能だ。

オペラを演出した者としては、演出の意図に沿ってポイントを押さえた撮影がされていなければ大変こまるのである!「ストップ!」編集中に僕は編集を止める。「ここで二人のアメリカ人が土足で腰掛けに上がったのを下男たちが雑巾で拭くアップが欲しいのですが」これは改訂版「蝶々さん」DVDの編集でのことだ。僕はこのオペラを、舞台となった長崎での明治後期の日米文化摩擦からの悲劇、という視点で演出した。――「ストップ!」今度は「魔笛」の編集でのこと。「ここでロングにして全員の俯瞰図をください」――5つある画面からどれをいつ採用するのかを決めれるのは演出した者だけである。「魔笛」は暗転幕を多用して、それを降ろしてその前でレチタテイーヴォの演技をやっている間に後方では次の舞台を急ぎセットし、幕を上げて舞台を素早く転換するという戦術で創った、魔法の笛と鈴を巡る「愛の冒険、お伽噺」である。

1階客席の真ん中のドうしろに無人の俯瞰カメラ、あと人が操作する客席後方と前に左右2台ずつ、計5台のカメラが入り、「蝶々さん」も「魔笛」もDVDが創られた。ほぼ午後一杯6時間ほどかかるのが、延べにすると約一ヶ月も立ち会った編集だった。
posted by opera-okamura at 23:18| Comment(0) | 日記