2006年01月26日

拝金主義への警鐘

(1月26日 記)
人間が一緒に生きていくための社会のルール、つまり法律は、生き方が非常に多様になったこの近代社会においては、ニーズが出てから作られるものである。どの国の政治家だって、抜け穴を血眼になって探る輩より早く、まず法律を作れるほど有能ではないだろう。

モラルはルールより先にある。砂漠で水を持っている人は、持たない人に恵むのがモラルで、所有権という通常のルールをたてに一滴もやらないのは犯罪である。だから人間社会では、ルール破りを試みるということは、既にモラル的犯罪を犯してるのだ。

ほりえもんは、逮捕される前に既にモラル犯罪者だった。その最たる言動は、人の心は金で買える、とうものだ。この国の拝金主義是正に彼の犯罪が警鐘となることを願って止まない。
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2006年01月19日

ああ、赤字!

(1月19日 記)

「未公開の株式を買いませんか?」未知の業者からの電話だ。人を選んで電話をかけろ!ほりえもん/ライブドアー、ショックのせいで株が急降下・反発上昇。それにつけこんでの勧誘だろうが、マネーゲームでいくら損を出そうと同情はしなし、儲けようと対岸の火事!

我々の世界では、ミュージカルはオペラに拡声技術が入ったので歌手の連投が可能になり、オーケストラ楽員の数を激減させ、興行に耐え儲けも可能になったが、生声で歌うオペラの主役歌手は最低なか1日あけないと歌えないし、大人数のオーケストラが必要で、オペラはいくらやっても赤字が増える一方なのだ。金儲けは絶対に出来ない!

NPOみんなのオペラの累積赤字は5年前の創立以来僕が背負っているが、「魔笛」と「蝶々さん」の2回づつの公演を年一回重ねて来て5000万円を超えてしまった。ああ!!

せめて文化庁の恒常助成が年1回の自主公演でもいただけるならば、我々のような養成組織を持たないNPOのオペラ興行も一息つけるのだがなあ!
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2006年01月13日

オペラの植民地

(1月13日 記)
イタリアオペラのアリアがテレビ画面から流れる。食事の手が止まる。商売柄、耳はそっちに行ってしまう。なかなか美声、そして音楽的なソプラノ、その名前に目をこらすと、マルフィージとあるが、伴奏のN響を指揮する姿は、懐かしいマエストロ・ネッロ・サンテイ! 最後に一緒に彼と歌ったのはもう27年も前だったかーー。相変わらずの巨体、あの頃と同じ眼差し、年齢には何も加算が見えない。

 「マクベス」のバンコ役、西部の娘の浮浪者役、そして「椿姫」などなど。「椿姫」のバス役は小役だが、練習で他の役と一緒に歌うアンサンブルをサボっていたら、サンテイが素早く聴いていてーー良い耳をしているーー僕のパートをでかい声で歌い出したのにはビックリしものだった。彼は記憶力も良くて、指揮するオペラの全役を暗譜で隅から隅まで歌えるのだそうだ。

 イタリアのオペラ指揮者にはそういう特技を持っている人がいる。彼等はそれが売り物だ。国民オペラをまだ持たない我が国の指揮者にはそういう人は居ない。

 わが国も早く世界に誇る国民オペラを持たねば、いつまでもオペラの植民地だ!
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2006年01月05日

決して諦めるな

(1月5日 記)
「これが個人として走ってるのなら、とうに棄権して止めてるでしょうね!」――興奮してテレビの解説者が喋る。

正月恒例の箱根駅伝の復路。2位以下に大差をつけて先頭を走っていた順天堂大学の4区走者がおかしくなった。彼は同大駅伝チームのキャプテン。目つきがうつろで顔は上向き、反対の路線ぎりぎりに近寄ったり、蛇行して走る姿は尋常ではない。後ろをつけてきた車から同大学の監督が降り、ペットボトルの水を飲ませ体にかける。いっとき我を取り戻して走路を確保して走り続けるが、すぐ又、元のふらふらの状態になり、とうとう走るのを止める、――が又、死力を振り絞りふらふらと走る。「もう順位はどうでも、たすきを繋げれるかどうかの問題ですね!」――確かに誰の目にも次の走者に繋げることが出来るかどうかだけが焦点になったことは明らかだ。――そして次々と抜き去られ4位でふらふらとゴールインして目的をかろうじて達成した。

順天堂大学にとってこの大ブレーキは臍(ほぞ)を噛む痛恨事だろう!ーーキャプテンの彼にとってはなおさら!!ーー。だが、彼はあのとき、恐らくこれからの人生の指針となる一大教訓を何か得た筈だ。僕にも経験がある!人間は、剣が峰に自分を追いやってこそ、本当に成長する。決して諦めるな、ネバー ギブ アップ!

途中で棄権しなくて本当によかった、キャプテン君! 災いをもって福とせよ!
posted by opera-okamura at 13:16| Comment(0) | 日記