2006年03月25日

アホ白人

(3月25日 記)
「あんたたちは自分と同じ肌の色の女性と結婚しするのが一番良いんだよ!」―その昔、ヨーロッパからアジアに向かう南回りの長旅の飛行機の中で、偶然隣の席に座った金髪の中年のおばさんと色々な話をしたいた中で、日本人と知った僕に彼女がふと言った、今でも鮮明に覚えている言葉だ。その人は南アフリカに住む白人。その頃の南アは悪名高いアパルトヘイトの国だった。

 数年前のこと。ハワイはマウイ島のテイーハウス。海を見下ろす最高の席は予約ということで僕ら日本人は座れなかった。しかし後から来た白人のカップルには係の白人の女性はそこを渡した。彼等が予約をしてなかったのは会話の中で明らかだった。

 米国、南アはその典型的な国だが、肌の色の違う人達が一緒に暮らす国では人種差別が多い。永年ヨーロッパに暮らしてそう思う。先日のワールド・ベースボール・クラッシックの審判、デービッド氏はその典型的な一人だろう。日本チームのタッチアップの判定を覆してアウトにし、メキシコチームのポールにぶつかる本塁打を2塁打と変えーー。共に試合の相手は自国アメリカチーム。日本がキューバをくだし優勝をしようとする直前の日本チームメンバーが一斉に勝利を祝う為にグラウンドに飛び出そうとする隊列を、試合を中断してまで制しーー。

 彼の心の中には白人優位の意識があるのか?あの南アのおばさんも、マウイのテイーハウスの係の女性も、心の中には白人優位よりも、異なる肌の色の人間に対する人種差別があるだけだろう。そうでなければ、あんなにあからさまに表さない。デービッド審判も多分、あれだけ厚顔無恥に万人の前で自国への依怙贔屓を示すのは、テンから信じて疑わない人種差別があるだけだろう。しかし、非白人の我々は白人優位思想の持ち主だと思ってしまうのだ、ということを知らない、アホ白人の一人なのは確かだ!
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2006年03月17日

異国軍基地

(3月17日 記)

山口県岩国市の米軍移転受け入れの賛否を問う住民投票が87・4%の圧倒的反対で厚木基地からの米軍艦載機移転を否決した。投票率は58・68%だ。米軍再編で受け入れの是非が沖縄県名護市など全国各地で問題になっていて、ドミノ現象が心配されるそうだ。

自衛隊の駐屯地には住民の反対運動はないと思う。ということは、表向きは持ち込まないと言いながらも、核3原則をないがしろにして、核を持つ米軍艦載機部隊駐留だからと、反発があるのだろうか? 

でもこういう圧倒的な住民の反対は、やはり米軍が駐留していたドイツに住んでいたときには僕は感じなかったのだ。思うに、肌の色の違う、言葉も考え方も異なる異国軍隊に対しての我々日本人の潜在的反発があるにちがいない。日本の防衛は米軍なしでは考えられないという理屈は解っていても、その基地が自分の住む土地にあることは迷惑至極なのだ。

50%以上の投票率があったから成立した住民投票だそうだが、法的拘束力はないといっても、最大の力を持つ民意を無視出来るのか!
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2006年03月10日

痴漢

(3月10日 記)
痴漢と間違えられ、裁判で無罪になった男性のことが報じられた。電車内で痴漢行為を受けた当時16才の女子高校生が、その人の手が触ったのだと誤認して駅員に突き出し、警察官が彼の言い分を聞かず、通常は調べるその娘の体を触った手を調べもせずに検挙した。汚名を着せられたその人は職を失い生活保護で生活し、その時に娘の傍にいた外国人風の男が犯人に違いないと無実を訴え続け、やっと無罪が確定したそうである。

 「痴漢」が持つ汚らしいイメージは、こそ泥、泥酔運転などの犯罪より遙かに強い社会的ダメージを与える。この冤罪をどう償うのか!?その娘が受けた痛手とはくらべモノにならない被害を彼は受けたのだ!未だ未成年の被害者は仕方ないとしても、それを認識しなかった怠慢警官こそ裁判にかけられるべきではないのか!

女性専用車両が走っている。痴漢は男性が殆どという、同姓として恥ずかしい現実を示すのがあの車両だ。人間は理性を持つ動物の筈なのに!
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2006年03月04日

「冬の旅」とメトロノーム

(3月4日 記)
毎冬、上野の東京文化会館(小)で、違うピアニストとシューベルトの歌曲集「冬のを歌ってくれないか、というのが僕のマネージャー、ミリオンコンサートの代表・小尾さんの注文だった。それがもう28年(だったか)続いている。今年は既に2回共演しているイヨルグ・デームス。フィッシャー・デイスカウ、テオ・アダムなどとも共演している、スコダ、グルダと共にウイーン3羽からすと呼ばれる名手だ。明日の東京文化会館(小)はお陰様で満員。

ウイーンでの僕の師匠、エーリック・ヴェルバ教授から始まり、アメリカ、イタリア、ドイツ、そして数々の日本人。色々なピアニストとこの19世紀を代表する芸術を色々な国で随分演奏した。ラッキーで光栄なことだ!

デームスとの今回の練習は2回。軽く確認をしあい通すだけ。いくらやっても本番になると別な演奏になる。だからお客様を前にした本番が一番勉強になり楽しい。今度はどうあいなるか?

我々2人が共通して大嫌いなのはメトロノームのような指揮者。残念ながら日本人に多いと彼は言う。いや、向こうにだっている! シューベルトを、いやどんな作曲家も、メトロノーム演奏家は絶対に演奏できない!
posted by opera-okamura at 12:22| Comment(0) | 日記