2011年02月23日

風光明媚な劇場の環境

今年8月に3回、新国際版「マダマ バタフライ」世界初演をやるプッチーニ・フェステイヴァルの湖畔野外劇場のある町はトッレ・デル・ラーゴという人口およそ1万人程の、斜塔で有名なピサと夏のリゾート地ヴィアレッジヨの間に在る、少町である。湖畔劇場は3200席で、例年北ヨーロッパの人々で埋まるから、フェステイヴァル期間中は町は3割程の人々を飲みこんで、大蛇の腹のように膨れ上がる。僕らの28名のキャスト・スタッフの泊まる宿は、バタフライホテルと称し、劇場から徒歩3分といいう最高の所にあるから、とっくに満員。バスで1時間ほど行けばフィレンツエ、そしてプッチーニの生地ルッカなどのあるトスカーナ地方の風光明媚な場所に来る方々は、早く民宿や、近隣の町にインターネットでねぐらを探されることをお勧めする。
posted by opera-okamura at 22:54| Comment(0) | 日記

2011年02月17日

桜花とオペラ「マダマ バタフライ」

 花は桜木、人は武士。この句を読むまでも無く、日本人なら誰でも、桜こそ日本を代表する花だと言うだろう。一か月をかけて南から国を縦断し、それが国中のニュースとなる国を僕は他に知らない。オペラ「マダマ バタフライ」を舞台化するとき、僕は桜をフルに使用することをまず考えた。15歳で恋に落ちて結婚し夫は帰国し、3年間待ちに待ったあげく裏切られたことを悟り自らの命を絶った薄倖の蝶々さん。彼女の悲劇はたった1週間の満開を終え潔く散る桜で表現するのが相応しい。????近々、このホームページのトップページに、川口直次・氏の、満開の桜を飾った舞台ミニチュアの写真を掲載する積りである。皆様のご高覧に供したい。
posted by opera-okamura at 22:45| Comment(0) | 日記

2011年02月12日

シンプル イズ ザ ベスト

讃岐のうどん、それも、素うどんをあっさりした昆布だしのだけで食べるのが僕は、いや、恐らく日本人の誰もが好きだろう。あの味は世界中で他に知らない。ーーだが似た味ならある。????ローマのメイン通りの一つ、ヴェネト通りの或るホテルで、その昔、僕は「アリオ、オリオ、ペペロンチーノ」を注文した。「30分お待ちください」ウエーターはうやうやしく、遠慮がちに答えた。街路を行きかう多彩な人々を見あきはじめたとき、その出来たてのパスタは先程のウエーターの手袋をはめた両手に捧げられて運ばれてきた。アリオ=にんにく、オリオ=オリ??ヴ油、ペペロンチーノ=唐辛子。最もシンプルなパスタ、素の讃岐うどんである。それはにんにくも唐辛子も、みな取り外され、僅かに上等なオリーブ油が、そして辛みとにんにくの味が絡み合った、それまで一度も食べたことのない味だった。ーーシンプル イズ ザ ベスト!バット デイッフィカルト!それは歌にも言えることである。
posted by opera-okamura at 11:55| Comment(0) | 日記

2011年02月02日

高層マンションでのエレベーターのリニューアル

僕は10階建てのマンションの最上階に住んでいる。各階に4??6戸の住人はマンション全てで50数名である。築後30年あまりのこのマンションのエレベーターは1機しかないが、そろそろリニューアルの時を迎えたそうだ。それで毎期ごとに変わる持ち回り交代の理事と理事長たちが住人の総会の招集をかけ、委任状も集めて、総会を成立させてこのエレベーターのリニューアルを過半数の多数決で成立させてしまった。その結果が何と10日間の連続エレベーター停止での工事とあいなった。すると僕は毎日地上10階まで階段をえっちらおっちら登り降りをせねばならないことになる。当然他の住人も多かれ少なかれ、連日えっちらおっちらをやらねばならない。腰の骨を手術して、タクシーで通院をしている方もいるのだが、彼にとってそれは不可能なことだろう。数歩を杖にすがって歩くのに亀のごとく歩くのだから。だから、過半数の多数決で決するのには全く適さないリニューアルなのだ。一人でも生活権を脅かされる人がいるなら、その人の言い分を立てるのが筋である!そもそも高層マンションに1機しかエレベーターがない場合に、10日間連続止めねばならない工事が付帯してくること自体がおかしいのだ。ーー我が国に高層住宅というものが入ってきたのは終戦の後。つまり戦後65年を過ぎ、日本人は今、マンションの持つ現実と向き合い始めたのである。
posted by opera-okamura at 17:43| Comment(0) | 日記