2012年04月15日

虫の知らせ =4月15日 記

数日後、今は平穏に波打つ人気のない海に浚われ、あたら持って生まれた指揮者としての世界的才能を散らすことになる、
などとはつゆ知らず、ケルテスは僕と砂上で語り合っていた。世界の火薬庫中東。その中でイスラエルだけは、飛行場、国境線、
など、廻りのアラブ国家と接する場所は厳重の上に厳重な警護下に護られていたが、その中は、ヨーロッパの平和な町のたたずまい。
国境から見ると外は茫々荒涼たる砂漠なのに、こっち側のイスラエルは緑の木々と畑に覆われ、ビルや瀟洒いすらえるな建物が立っている。
まさに世界7不思議の一つだった。「せっかく築き上げてきたキャリアーも、一瞬の油断で消し飛んでしまうな!気をつけないといかん」。
イスラエル軍の隊列の中の一台のジープが崖から転落し何人かの死者を出した事故のあとを振り返り、彼が述懐したのは、あれは虫の知らせ
だったのだろうかーー次号に続く。
posted by opera-okamura at 22:25| Comment(2) | 日記