2012年03月20日

想い出のネルソンミサ=3月20日 記

 ユダヤ人が誇るイスラエルフィルの本拠地は、マン・オーデイトリウムという2715席のコンサートホールでテルアヴィヴにある。
今を去る40年の昔。ハイドン作曲のネルソンミサ曲が、世界の楽壇に彗星のごとく登場したイシュトヴァン・ケルテス指揮の定
期公演に登場。ケルテスに率いられたドイツ・ケルン歌劇場の独唱者3名と現地のテナー、イスラエルフィル合唱団により演奏さ
れた。 ソプラノが当時をときめかしたルチア・ポップ。メゾがイルゼ・グラマツキーで二人共に金髪の美女。テナーはユダヤ人、
ミシャ・ライツイン、バスが僕である。ケルテスもそうだが、グラマツキーと僕以外は皆ユダヤの血をひいている。
 我々のイスラエルフィルとの契約は12回で、始めの4回と最後の数回がマン・オーデイトリウム、あとはイエルサレム、ハイファ
などの国内都市での公演だった。
 あのネルソンミサは大成功だった。少なくともケルテスの棒の下での4回は。そして我々ケルン組はテルアヴィヴ近郊のホテル
での休暇を、中東の陽光の下でのんびりととっていた時に、あの忘れられない悪夢が襲ってきたのだった。ーー次号に続く。
 
posted by opera-okamura at 14:00| Comment(0) | 日記
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